等級とは/制度の仕組み
等級制度は自動車保険の仕組み全体を背骨のように貫く、自動車保険ならではの制度です。
■等級制度は自動車保険だけのしくみ
自動車保険は損害保険の一種であり、他の損害保険や生命保険と同じように、各種の条件をセットすることにより保険料の額が定まる仕組みになっています。
ただし、一つだけ自動車保険にしかない独特のしくみがあリます。
それが「等級制度」であり、この等級の上下が毎年の保険料負担に大きく影響してきます。
■等級によって割引率が決まる
自動車保険では、自動車の使いみちや自動車の種類などによる事故発生の危険度の違いが、用途、車種などによる基本保険料の違いとして反映されていますが、この区別だけでは、ドライバー一人ひとりのキャリアや安全運転意識などの違い、つまりドライバーの優良度の違いが反映されません。
このとして設けられているのが「等級」です。
等級制度では、ドライバー一人ひとりの、事故を起こしにくい優良度、逆からいえば、事故を起こしやすい危険度が、最低1等級からまでの「等級」として示されます。
そして、割り引き、割り増しのない4等級を境に、等級の低い(優良度が低い)ドライバーは保険料の割増しが行われ、等級の高い(優良度が高い)ドライバーは保険料の割引が行われ、加入者の不公平感が生じないようにしています。
■等級は各保険会社の共通ルール
この(等級確認制度)になっているため、保険会社を乗り換えたからといって、高くなっている等級が元に戻ることはありませんし、逆に事故を起こして割り増しが大きい等級に下がったから、別の保険会社に乗り換えて、新たに6等級からやり直すということも出来ません。
■無事故を続けるのが一番の節約
自動車保険の保険料は、等級によってまで、割増も最大60パーセントまで行われるので、安全運転により無事故を続けるのが何よりの保険料の節約になります。
例えば、各社の比較などでせっかく安い自動車保険を選んでも、仮に現在10等級の人が事故を起こせば保険料が40%割引から20%割引になってしまい、保険料選びの努力が消し飛んでしまいかねません。
みんなの幸せのために目指せ20等級です!
※等級確認制度
新契約や更新契約の契約条件に誤りがないように、各保険会社がネットワークにより契約者の等級などをお互いに確認をし合う制度。
契約が他の保険会社に移行する場合の無事故・事故の確認、初めての契約の場合の1~5等級情報の交換、重複契約の確認などが、自動車保険を扱う各保険会社の間で行われる。 サイドバー (2カラム)
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無事故1年1等級アップ
無事故が続けば等級アップで保険料が安くなり、事故があれば大幅に等級がダウンするのが自動車保険の最も大きい特色です。
■初めての契約は6等級から
自動車保険(任意保険)に全く初めて加入する人は、します。
(2台目の場合は、条件が整えば7等級からのスタートになります。)
その後は、原則として。
最高の等級は20等級で、20等級になるためには優良ドライバーでも14年間かかりますが、1~2年ごとに保険料が安くなる喜びが励みになりますので、ぜひ安全運転を心がけ20等級を目指してください。

■事故による等級ダウンは一挙に3段階
事故を起こせば、事故1回につき1等級ダウンでなく、一挙に3等級ダウンになります。
特に新規加入後数年間は、等級ダウンによる割引率への影響が大きく、例えば10等級、40%割引の場合は、1度の事故で割引率が半分の20%に、9等級の場合は割引率が40%から10%になってしまいます。
1回事故を起こせば、元の等級に回復するためには3年間無事故を継続する必要があリます。
1度の事故により、無事故を続けた3年間という貴重な時間が一挙に失われてしまうのです。
また、事故1回につき3等級のダウンですから、当然事故が2回になれば6等級もダウンしてしまいます。
■20等級は事故でも割引率はほとんど変わらない?
18等級になれば最大割引60%に達し、その後は19等級になっても20等級になっても割引率はそれ以上上がりません。
それならなぜ等級は18等級まででなく20等級まで設けられているのでしょうか。
19等級や20等級の存在意義は、事故を起こしたときに発揮されるといっても良いかもしれません。
一度事故があっても、16等級あるいは17等級ですから割引率が58%と、60%とほとんど変わりません。
そして、1~2年間の無事故でまた最大の60%割引に戻ることが出来ます。
長年無事故を継続してきたの場合は、不慮のような特典が与えられているといってよいでしょう。
この点が、19等級以上のもっとも大きいメリットです。
やはり、目指せ20等級です!
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等級すえおき事故
等級に関わる特約や割引の中で、メリットが大きくで最も注目して欲しいのが等級プロテクト特約ですが、このほかにも、次のような等級に関する特約、割引があります。
これらは、各保険会社によって取り扱いが違いますが、その違いが各社の自動車保険のメリットを比較する時のポイントのひとつになると思いますので、着目してみてください。
■セカンドカー割引(新規複数割引)
事故により任意保険を使い保険料を受け取っても、火災・盗難等による車両単独事故など契約者の過失によらない事故については、等級がダウンせず据え置きになる場合があります。
■等級が落ちない事故
事故により損害を受けても、任意保険を使わなければ等級への影響はありませんので、軽微な事故などの場合、自賠責保険だけで済ませたり、翌年度からの保険料の負担増との兼ね合いからあえて任意保険を使わないという場合があるかもしれません。
また、任意保険を使い保険料を受け取っても、については、等級がダウンせず据え置きになる場合があります。
これを「」といいますが、この「等級すえおき事故」については、趣旨が同じであっても保険会社各社によって細かい点の見解や取り扱いが違うので、いざという場合には保険会社に問い合わせて確認するべきです。
「この程度の事故だから保険料の割引を考え保険請求はしない方がよい」と一人だけで判断するのではなく、軽微な事故であっても、保険請求をした方が良いのかどうかもの含めて、率直に保険会社担当者に相談した方がよいでしょう。
「等級すえおき事故だと知っていたら保険請求をしたのに」と後で悔やむことにならないようにしたいものです。
■車両保険「限定A」が一般的
等級すえおき事故については 保険会社によって細部が違いますが、車両保険のうち、具体的には、次に当てはまる事故の場合が「等級すえおき事故」となるのが一般的のようです。
(「限定A」の「A」はアクシデント ACCIDENT の「A」です。)
・火災または爆発による事故
・盗難による事故
・騒じょう、労働争議に伴う暴力行為または破壊行為による事故
・台風、たつ巻、こう水または高潮による事故
・落書または窓ガラス破損の事故
・飛来中または落下中の他物との衝突による事故
また、「すえおき」ですから、翌年度の等級は無事故の場合やノーカウント事故の場合のように1等級上がるのではなく、ことになります。
※「限定A」
車両保険の特約の一つで、補償範囲を災害やアクシデントだけに限定して保険料を安く設定している特約。
正式なフルネームは「車両危険限定担保特約」。
盗難や落書き、物の飛来や落下、浸水や火災など、交通事故以外の「災害」による損害が補償される。
走行中に跳ね上げられた小石による損害も補償対象となるが、運転ミスによる損害や、他車との事故等は補償の対象外となる。
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