朝日火災の自動車保険「ASAP」

■朝日火災の2種類の自動車保険
朝日火災海上保険株式会社は、昭和26年2月、野村證券、大和銀行(現りそな銀行)、第一銀行(現みずほ銀行)その他の有力各社の発起により設立されたという経緯を持ち、平成20年3月末現在、営業店舗・駐在事務所73、代理店数5,507店という規模の損保会社です。
朝日火災の自動車保険には、リスク細分型と称される「ASAP」と、オールラウンド型と称される「PAP」の、2種類の自動車保険が発売されており、ここでは、「ASAP」の方を紹介してみます。
■年齢による保険料設定に特徴
朝日火災の自動車保険ASAPは、リスク細分型自動車総合保険であると謳っていますので、まずは保険料の設定についてみてみましょう。
免許証の色、運転者家族限定、運転者本人・夫婦限定、長期優良契約、複数所有、低公害車、福祉車両、エアバッグ、衝突安全ボディーなどの保険料割引は、リス細分型であれば他社でもほぼおなじみですが、年齢条件の割引で面白い設定がなされています。
具体的には、年令問わず・21才以上・26才以上・30才以上・35才以上の年齢条件に加えて、特徴的なのは、高齢運転者不担保特約という、運転者を35才から69才までに限定することでさらに保険料を安くするという設定がされていることです。
これはつまり、70歳以上は高齢が進み事故の確率が高くなることに着目したリスク設定で、一見高齢者の方の切り捨てのようにも感じますが、反応速度などが落ちている高齢者の方の自覚を促し、また周りの家族の方の安全への意識を喚起するという意味でも、社会的に意義のある設定なのでは無いでしょうか。
補償は、示談交渉サービスつきの対人賠償、同じく対物賠償、歩行中や他の自動車に搭乗中も対象の人身傷害、全損時の諸費用カバー(10%)がつく車両保険の4つの保険と、犯罪被害人身傷害、自損事故危険担保、無保険車傷害危険担保の3つの特約とがセットになった、代理店販売らしい補償充実型といえるもので、車両保険は必要に応じてセットからはずせるようになっています。
■故障時緊急修理サービスは車両保険加入者のみ
また、ASAPには、ロードアシスタンスサービスというロードサービスも用意されており、レッカー現場急行サービス(50kmまで)は加入者全員が受けられますが、ガス欠(高速道路上のみ、10リットルまで)、キーの閉じ込み、バッテリーあがり、パンク、落輪引き上げ、各種バルブ、ヒューズの取り替え等々の故障時緊急修理サービスの方は、車両保険を付けていないと受けられないことになっています。
朝日火災の業界におけるシェアはあまり大きくないということですが、その自動車保険ASAPを全体としてみれば、リスク細分型とはいえ、保険料設定や割引に他社より際立ったところがあるというほどでもなく、いわば補償重視のリスク細分型・代理店販売自動車保険というところでしょうか。
セールスポイントを設け、広告費をかけてシェアを拡大して行くというような商品ではなく、代理店販売の良さによって一人一人の加入者をきちんとサポートするというタイプの保険といえるのでしょう。
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カテゴリー:各社自動車保険の比較レビュー
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