任意保険~対物賠償保険

自動車保険の任意保険の種類その2として、今回は対物賠償保険についてです。
対物賠償保は、交通事故を起こして、事故の相手のクルマをはじめ、ガードレールや電柱などの構築物、また住宅や商店などの建築物に、破損、汚損、滅失などの損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合に保険金が支払われるというものです。
保険金は、他人のモノに損害を与えたことにより負担する賠償金について、1回の事故につき、契約の保険金額を限度に支払われますが、修理費等の直接損害だけでなく、その結果生じた休業損害、代車費用等の間接的な損害額も保険金の支払い対象となります。
ただし、対人賠償保険の場合にも、契約者本人や家族等は「被保険者」であり、「被保険者」の損害は補償の対象にならないことを説明しましたが、この対物賠償保険の場合も、自分つまり契約者本人や親族の所有するものの損害には保険金は支払われないことになっていることについて注意する必要があります。
ボディーの修理代ですむ程度の、軽い事故であればポケットマネーで何とかなるかもしれませんが、営業車や商店等に損害を与える事故となれば、修理代だけですむことはなく、必ず事故による休業損害が発生しますので、驚くような金額の損害請求になることも大いにあり得ます。
対人賠償保険と比べて、概して金額的には小さい損害かもしれませんが、事故には車など物の損害がつきものであることや、自賠責保険ではカバーされていないことから、やはりいざという時の備えとしてして欠かせないものでしょう。
そのため、この対物賠償保険は、SAP、PAPにおいては、定番的なメニューとして自動的に契約の中にセットされることになっています。
(BAPでは希望に応じて選択できるようになっています。)
*SAP...対人、対物、搭乗者障害、自損事故、無保険車障害、車両保険の6つを組み合わせた万全タイプの任意保険
*PAP...SAPから車両保険を省いたもので車両保険は不要という人に向く
*BAP...対人、対物、車両のいずれかと他の保険との組み合わせを加入者が選ぶことの出来るセット
対人賠償保険のところで、自動車保険の対人賠償保険は、自賠責保険の不足をカバーし任意保険の中心的な柱になる重要な補償であるといいましたが、今回の対物賠償保険もやはり対人賠償保険と並んで自動車保険の中心を成す柱であるといえるでしょう。
しかも、交通事故の多くは車対車や車対物の事故であり、最も利用される機会が多いのがこの対物賠償保険かも知れません。
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カテゴリー:自動車保険の基礎知識
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